
去った2023年6月17日にデータサイエンティスト検定リテラシーレベルを受講してきました。執筆時点では、まだ合格発表はされていないのですが、例年のボーダーは超えていた(82%でした。結構低い…)のでおそらく大丈夫かな?と思っています。
この記事ではどのような対策をしたのかを記載していきます。
データサイエンティスト検定とは
多くの方が試験については解説されているのでこの記事では割愛します。下記に検定を運営しているデータサイエンティスト協会のリンクを載せていますので、不明な方はご参照ください。

実施した対策
下記書籍およびアプリを利用しました。
徹底攻略データサイエンティスト検定問題集[リテラシーレベル]対応

こちらの本で演習ベースで理解度確認や足りない知識を補いました。黒本とも呼ばれており多くの方が利用している印象です。(データサイエンティスト検定は過去問非開示であること、まだまだ対策本がそこまで多くないというのが理由にありそうですが…)出題分野別の問題もあれば、章末に模擬問題もあるので本番を意識した演習も可能なので重宝しました。
最短突破 データサイエンティスト検定(リテラシーレベル)公式リファレンスブック
内容の全体感を知りたくて購入。こちらは教科書のような形でトピックごとに解説がされており網羅的に学ぶならこの本の右にでるものはないでしょう。章末には模擬問題も付属しているので試験がどんな感じかつかむこともできます。データサイエンスを勉強したいけど何から始めたらよいかわからない、という方はまずこの本から勉強してみるのがいいですね。
7月12日まで書籍のまとめ買いキャンペーンをやっているので、これを期に安くで手に入れてしまうのもいいですね!
DS検定対策アプリ
スキルアップAI社が作成している有料アプリです。この会社はDS協会会員で、DS協会監修の講座の提供も行っています。私は通勤時間や隙間時間にこのアプリを利用していました。アプリなのでスマホでサクッと使えることがかなり大きかったですね。DS検定リテラシーレベルは計算問題があまり出題されないこともあり、基礎知識のインプットや苦手分野の補強に使えると思います。
アプリの問題は黒本にかなり近いのでどちらか一つでよいのかなと思いますが、間違えたところのみを出題する機能・進捗管理といったアプリならではの学習を補助する機能がかなりよかったです。模擬問題は含まれていないので本番を意識してやりこみたい方は黒本を、基本的な部分から学びたいという方はアプリからやるのが良いのかもしれません。

対策期間
期間はおよそ一か月ほど。下記のような形でやりました
- 試験日4週前
- 白本通読と模擬問題を一回解く
- 試験日3週前~2週前
- アプリ、黒本の問題をひたすら解く
- 試験日2週前~本番
- 黒本の総合問題、白本の模擬問題を解く
- アプリで苦手分野の補強
試験の所感
試験を受けるにあたって意識したこと、受けた感想を記載します。
黒本やアプリで扱われているような問題は少なかった
前半は模擬問題で出題されたような形式の問題はかなり少ない印象でした。そのため、最初の10問までは「これ、落ちたかもしれんな…」という気持ちで頭を抱えていました。ものによってはグラフのすみずみまで見ないとわからないものもありました。後半になるにつれて少しずつ類似の問題も出てきたので少しは安心しましたが、出題範囲の基礎をしっかり理解しており応用する能力が問われているのではないかと思います。
知識問題には時間をかけない
この検定では一問に使える時間は約1分です。というのも、試験時間90分に対し問題数が90問あるからです。そのため、知識問題はなるべく時間を使わず読解や計算に時間を充てるように意識していました。
「あとで見返す」フラグを有効活用する
他のCBT試験でもあるかは不明ですが「あとで見返す」というフラグを付けられます。時間がかかりそうな問題や自信がなくて見返したい問題にはこのフラグをつけて再度時間をかけてみるというということも実施しました。
浅くて広い
試験の内容は「データサイエンス」「データエンジニアリング」「ビジネス」の三分野にわかれており広範囲の知識を高い精度で求められます。この知識だけで実務でも即戦力になるかはちょっと懐疑的ですが、、、「そもそも何から学んだらよいかわからない」という方や「全体的に基礎知識を学びなおしたい」という方にはいいのではないかなと個人的には思います。
終わりに
次回の試験期間は2023年11月11日(土)~2023年12月3日(日)です。また6月に新しい対策本も出ていました。新しいスキルリストに対応していることと、図解も多くてわかりやすい印象です。これから受ける方はこの本を使って対策してみるとよいかもしれませんね。
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